普通ごみは火・金

普通ごみをいつ出せばいいのか毎週忘れてしまうので、ブログのタイトルにしました。他にも忘れそうなことをメモしていきます。

桜開花日600℃の法則とはなにか

桜の花が次々と咲き始めた。

僕の住む大阪でも、3月26日に開花が発表されたらしい。もう、やろうと思えばお花見ができるわけだ。

われわれ日本人にとって、花見は春の一大イベントだ。4月は花見で酒が飲めるのだ。それだけに、スケジュール管理は重要である。

美しさだけでなくその儚さも魅力のひとつである桜は、機を逃すと早々に散ってしまう。かといって、今まさに桜が満開だから、よし明日は花見だ集まれ集まれ、といっても、なにかとバタバタしているこの時期、すぐに人が集まるのはなかなか難しい。花見は一日がかりのイベントだからだ。

「別のコミュニティの友達と花見の予定があるから」というパターンも考えられる。かわいい女の子を誘ってみたのにそんな断られ方をした日には、目も当てられない。大体の場合、花見は男女混合で行われるものだ。かわいいあの娘の隣には知らない男が陣取り、「桜キレイだね」だの「このお酒飲まない?」だの「ちょっと肌寒いね、コート貸そうか?」だの言いつつ、頭の片隅で「桜と同じくらい君もキレイだよって言ったらどうなるんだろう」とか考えていたりするはずだ。

そんな状況下では、楽しめるはずの桜も色あせて見えるし、ビールも苦いだけである。花見においては、場所取りと同じく、スケジュール取りも早い者勝ちなのだ。

そんなこんなで僕たちは、テレビの気象コーナーで取りざたされる桜前線の情報などを参考にしつつ、今年の花見はいつにするかな、と考えるわけだが、この桜の開花日、ある法則を用いれば、素人でも簡単に予想できるようだ。それが、「桜開花日600℃の法則」である。

法則といっても至ってシンプル、2月1日以降の最高気温の数値を足していき、それが600℃に至る日に桜が開花する、というものだ。

こんなに簡単なことで、かわいいあの娘のスケジュールをばっちり押さえられるどころか、科学に詳しいイメージまで持ってもらえるのだから一石二鳥だ。

早速、過ぎたことではあるが、今年の大阪の最高気温を、2月1日から順に足し算してみたところ、600℃を超えたのは3月23日であった。大阪で開花が発表されたのは、先述の通り3月26日。

はずれとるやないかい。

赤っ恥かくとこやったで。んん~、今年の桜さんたちはちょっぴりお寝坊さんかな?まだおねむかな?やあれへんで。

なにはともあれ4月5日に花見してきます。まあ実際、4月の頭くらいで日程取っとけばまず間違いないよね。別に、開花したとたんに間髪入れずはい花見!ってしたいわけじゃないからね。

とはいえこの法則、それほど眉唾ものというわけでもなく、過去の統計を取ってみると、かなりの正確性が見られるようで、なかなか興味深い。なにか示し合わせでもされているのだろうか。

桜のつぼみたちが、

「そろそろ600℃になるけど、咲いちゃう?」

「いや俺まだええわ、なんかだるい」

「ほな先行くで」

「おう、後で行けたら行く」

つってね。